6月のパリは最高の季節

三和 導代 です。

パリに滞在しています。夏至を控え、ヨーロッパのベストシーズンです。朝晩はセーターや薄手のコートが必要ですが、日中は青空が続く毎日です。今は現地時間で夜の9時半を過ぎていますが、まだまだ明るく部屋から外の光景はヨーロッパならではのこの時期にしか味わえない光景です。

ルーブル美術館には3度訪問する機会を今回得ましたが、5月29日にはルーブル美術館のモナリザにクリームをかける人が現われ、逮捕され精神鑑定へ。モナリザにケーキを投げつけたのは車椅子に乗った初老の女性に扮した36歳の男性だったそうです。男はかつらと口紅を付けていて、騒動の後に駆けつけた警備員に取り押さえられたと。

この男は気候変動への抗議活動を行っていたもようで、フランス語で「地球のことを考えろ。地球を破壊している人々がいることを考えるんだ。だから俺はやったんだ」と訴えているのを近くにいた人は耳にしたという。私は5月28日に終日ルーブル美術館に滞在しましたが、世界でもっとも有名はこのモナリザを見学することはありませんでした。私の目的は別にあったからです。

この男性の行為は決して許されるものではありません。明らかに計画的な行為です。しかし彼が唱えている「地球のことを考えろ。地球を破壊している人々がいることを考えるんだ。」このセリフ、私はそばにいませんでしたが、彼の言っていることは正しい。私たちは地球を守る責任がある。この地球を破壊する行為を人類はずっと続けている。このことをしっかり認識になければならないのです。

今回の事件は世間的には精神病の男性が引き起こした事件ではありますが、彼のセリフを私たち地球人は考え直す必要はあるのではないでしょうか。地球を破壊する人がどれだけ現在の地球に多く存在するか。それは個人ベースで認識し行動すること、他力本願では地球は守れないのです。現在はその修正をする時代、そんな意味で彼の行動は地球人に警告を与える事件だったかもしれません。

まだこんな時間でもパリは明るい。部屋からの夕暮れの景色になり始めています。

Miwa World

竹内文書の研究家・高坂和導の遺志を継ぎ、三和導代が古代スメラミコトの足跡をたどる旅。これまでに訪れた国は150ヶ国を超えています。