マジックな町トリノで博物館巡り

三和 導代 です。

前回はパリのしシャルルドゴール空港からの通信でした。その後、航空機を乗り継ぎイタリアのトリノへ。トリノの町への滞在は2度目となります。前回は4年前のツアーで、ミラノからバスでトリノ、見学後にダマヌール、フェレンツェというルートでした。

トリノは古代においては古代エジプト人とケルト人にルーツをもつタウリ人にが居住していました。ローマ軍が押し寄せる中最後まで町を流れるポー川を渡ることができなかったと言われています。16世紀には一時フランス王国により占領されますが、その後はサヴォワ家により統治されました。諸外国との戦争後の1720年より1861年までサルディニア王家の首都でした。私が今滞在しているサルディニアではなくピエモンテ州のトリノが首都でした。

トリノ空港から都市のの中心までは公共バスで50分ほどです。トリノでは観光客用にピエモンテカードが空港や市内のインドメーションセンターで購入ができます。1日券から5日券まであります。今回は1日券29ユーロで博物館3か所の見学と交通機関の割引があるピエモンテカードを購入しまいした。お目当ての王宮博物館とエジプト博物館の2か所で30ユーロですので、これだけでも既にお得です。

サヴォワ王家が収集した王宮博物館は最低でも2時間は必要です。その中で私が一番興味があったのは考古学博物館です。やはりシュメールからのは発掘品、そして多数のキプロスでの古代の遺物が展示されていました。美術だけでなく考古学にも興味があったようです。また武器博物館に日本の鎧兜ややりなでも一式展示されています。また王宮博物館の右手には王宮図書館もあり、サヴォワ家の知的財産への興味をも知ることができました。

そして今回2度目となりますエジプト博物館です。入口の彫像2体がなくなっていたのには驚きました。トリノの博物館は本拠エジプトに次ぐ貴重な展示と数を誇っています。またエジプトにもない完全な死者の書のパピルスがあるのもこのトリノです。日本にやってくるエジプト展とは比べようもありません。またフラッシュを使用しない限り写真も自由にとれるのはとても良いです。ここも最低でも2時間は必要です。また今週トリノに戻りますので、また訪れてみようと思います。つまり展示品が多く素晴らしいすぎます。ラムセス2世像、数々のセクメント女神はほれぼれしてしまいます。

夜発のサルディニア島行のフライトに乗り遅れないように後ろ髪を引かれる思いでエジプト博物館を後にしました。

 

Miwa World

竹内文書の研究家・高坂和導の遺志を継ぎ、三和導代が古代スメラミコトの足跡をたどる旅。これまでに訪れた国は150ヶ国を超えています。