サルディニア島最大の都市カリアリの旧市街

三和 導代 です。

サルディニア島南部の最大の都市カリアリは大西洋に面した港から旧市街へはなだらかな傾斜した細い道が続きます。両側には昔ながらの風情あるカラフルな住宅が続きます。上りですが、丘の上にあります国立考古学博物館までは左右よそ見をしなければ30分あれば十分到着しますが、左右よそ見をしながら教会などに入りながら焼く時間で到着です。ペーパードライバーの私は歩くことには慣れていますので、全く苦痛はありません。車のない生活も決して悪くありません。

バスは道が細すぎて通れませんので歩くしかないですね。もちろんタクシーは別ルートで遠回りをすれば行けますが、これでは途中の遺跡や教会、そして庶民の生活ぶりは見られません。

このカリアリの町の最大の目的は今回の主たる目的であるサルディニア島の先住民族であるヌアーゲからの発掘品が展示されている国立考古学博物館です。噂通り、縄文土器を思い起こさせる新石器時代の土器や土偶、そして青銅器時代の数々のブロンズz像、紀元前9世紀のフェニキア文字が書かれて島の名前など興味深い展示物がたくさん飾られています。ここも2時間はじっくり見たい場所でした。午後からの今回の最大の目的地である先住民族の巨石文化が残るバルミニのスゥ・ヌラクシへの1日1本のバスに乗り遅れないように帰り道はよそ見せずに20分で戻ることができました。

カリアリは週末ということもあり、どこのレストランでもビールやワインを飲みながらの観光客でどこのオープンスペイスもい一杯。私は目的が違うのでここに時間を割くわけは行きませんので、荷物をホテルで受取り直行でバス乗り場へ。

数ある教会の中で私が日本人と知って教会に座っていたご婦人が念入りに案内をしていただきたのがサン・ミッシェル教会。ここの至聖所に飾れるイタリア人画家の3枚の作品のモデルとなっているのが16世紀の長崎、五島列島の日本人の殉教者です。まさかこんなに日本から遠いサルディニアで五島列島の文字を目にするとは想像もしていませんでした。ここは国立考古学博物館に行く途中に立ち寄った教会です。もしカリアリに行くチャンスがありましたら、立ち寄ってください。

午後2時のバスでバルミニへ。しかしバルミニに宿泊予定。しかし次の日は日曜日、何と毎日1往復のバスも日曜日はお休みとか。急遽、2泊に変更せざる得ない状況に。まあ、これも意味があることなのでしょう。

Miwa World

竹内文書の研究家・高坂和導の遺志を継ぎ、三和導代が古代スメラミコトの足跡をたどる旅。これまでに訪れた国は150ヶ国を超えています。